保育士になるために必要な資格とは。学生や主婦でもなれる?

保育士試験, 筆記試験

保育士になるために必要な資格が保育士資格です。保育園の採用では、保育士資格を持っていることが必須条件として挙げられることがほとんどです。

では、保育士資格を取得するには、どうすればよいのでしょうか?ここでは、保育士をめざす方に向けて、保育士資格の取得方法を解説していきます。

保育士資格をとるには?

保育士資格をとるには、下記の2つのルートがあります。これから進学先を決める学生さんや、家事や育児の傍らで資格取得をめざす主婦の方など、自分のライフスタイルに合った方法で資格取得をめざしましょう。

(1)保育士養成校を卒業する

・保育士養成施設を卒業する


厚生労働大臣が指定する専門学校や大学を卒業することで、保育士資格を取得することができます。学校の授業で保育士に必要な知識や教養、スキルを身につけることができるため、卒業と同時に資格を取得することが可能です。これから、大学や専門学校への進学を考えている学生さんや、学校で教わりたいという方におすすめの方法です。

(2)保育士試験に合格する

・保育士試験に合格する


一般社団法人全国保育士養成協議会が年2回実施している保育士試験に合格すると、保育士資格を取得することができます。保育に必要な知識・技術を確認する試験で、独学で受験することもできます。受験資格さえ満たしていれば、年齢制限はありません。

東京都福祉保健局が発表している調査データによると、平成25年4月から平成30年3月までに東京都で保育士に登録した方のうち、約40%が保育士試験により資格を取得しています。働きながら保育士資格を取得したい方や、現在、大学や専門学校で保育分野以外のことを学んでいる学生さんにおすすめの方法です。

eラーニングで取得する方も多い!

保育士資格の取得にあたっては、パソコンやスマートフォンで試験対策ができるeラーニングを活用している方がたくさんいます。特に、机に向かう時間を確保しにくいという方に支持されています。

これから保育士を利用されている方については、40代が36%、30代が31%と仕事や家事に追われる世代が半数以上です。保育士試験で資格取得をめざす方は、自分に合うツールを見つけることも大切ですよ。

保育士試験を受けるには?

保育士試験により保育士資格を取得する場合、まずは、保育士試験の概要を把握しておきましょう。

(1)保育士試験の受験資格

下記の受験資格のいずれか1つ以上に該当する方は、受験することができます。

1.大学卒業
2.大学中退又は在学中で62単位修得済み又は習得見込みがあると学校長が認めた方
3.短大卒業
4.短大在学中で卒業見込みがある
5.2年以上通う専門学校卒業
6.2年以上通う専門学校に在学中で卒業見込みがある
7.平成3年3月31日以前に高校卒業
8.平成8年3月31日以前に保育科高校卒業
9.中学・高校卒業後(同等の資格を有する方含む)児童福祉施設において2年以上かつ2,880時間以上従事し実務経験を積んだ方
10.中学卒業後、児童福祉施設において5年以上かつ7,200時間以上従事した方
11.平成3年(1991年)3月31日前までに高校を卒業された方

大学在学中の方はもちろん、保育分野とは無縁という方も、上記の条件を満たしていれば受験することができます。

(2)保育士試験の内容は?

保育士試験の内容は?


保育士試験に合格するには、筆記試験と実技試験の2つの試験に合格しなければいけません。保育に必要な知識・技術が幅広く問われ、筆記試験は9科目すべてに合格、実技試験は3分野中2分野に合格する必要があります。

なお、筆記試験については、全ての科目に一発合格する必要はありません。合格した科目には、3年間の有効期間がありますので、例えば2回の試験で保育士試験の合格をめざすということも可能です。

学生や社会人も保育士をめざせる

保育士になるために必要な保育士資格の取得方法をご紹介しました。いまから専門学校に通うことが難しい学生や主婦の方も、保育士試験に合格することで保育士になることができます。ぜひ自分に合った方法で保育士をめざしましょう。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事一覧

カテゴリー

アーカイブ