保育士の実技はこれでバッチリ!合格者が実践した対策方法
保育士試験は、筆記試験に意識が向きがちですが、実技試験を軽視してはいけません。筆記試験に合格したら、実技試験の対策を万全に行って保育士資格の取得をめざしましょう。ここでは、実技試験の対策方法についてご紹介します。
徹底攻略!実技試験の合格をめざす
実技試験に合格するには、まず試験内容を正確に把握することが大切です。そして、試験内容に適した対策を行います。
実技試験は「筆記試験合格者のみ」が受験できる
まず頭に入れておきたいのは、実技試験を受験することができるのは、筆記試験の合格者のみだということです。(※幼稚園教諭免許状所有者等は実技試験が免除の場合があります。)
科目合格を積み上げて筆記試験をクリアする戦略の方は、実技試験の受験のタイミングもきちんと計算しておくようにしましょう。
実技試験を受験する場合、筆記試験の合格通知前に対策を始めるのがおすすめです。筆記試験終了と同時に実技試験対策をスタートさせるようにスケジューリングしましょう。
実技試験は3分野から選べる
実技試験では、下記の3分野から受験する2分野を選択します。
➊ 音楽 ➋ 造形 ➌ 言語
実技試験は、筆記試験のように科目合格制ではありません。そのため、2分野を同時に合格しなければいけません。
実技試験の分野の選び方は?
実技試験の3分野は、試験内容に違いはあるものの、難易度に差はありません。苦手分野を無理に対策するのではなく、得意分野を伸ばして、保育実務にも活かすという考え方がベストです。試験内容を把握して、自分の得意分野、対策がしやすい分野を選択しましょう。
実技試験の各分野の解説と攻略
実技試験の各分野の試験内容と対策方法について解説していきますので、分野選択や試験対策の参考にしてみてください。
実技試験の分野その1:音楽
音楽では、事前に発表される課題曲の弾き歌いを行います。楽器はピアノまたはギター、アコーディオンを選択することができます。
楽譜は受験申請の手引きに記載されていて、試験会場内への持ち込みも可能なため暗譜の必要はありません。楽器経験者や歌が得意な方、楽器を練習できる環境がある方は、音楽を選択するのがおすすめです。
音楽の対策方法
日々、課題曲の練習を行いましょう。どれだけ上手く弾き歌いできるかではなく、表現力が問われる試験です。大きなミスをせずに演奏し、大きな声で歌えるように練習しましょう。
実技試験の分野その2:造形
造形では、問題用紙に記載されている課題に基づいて、保育のワンシーンを描きます。絵画が得意な方は、造形を選択するのがおすすめです。
造形の対策方法
課題に毎年共通しているのは、子どもと保育士を描くことです。また、色鉛筆で着色をします。美しく描くというよりは、誰が何をしているのか、ひと目でわかる絵を描くことを意識しましょう。過去問で練習したり、試験と同じ条件で練習をするのがおすすめです。
実技試験の分野その3:言語
言語では、事前に発表される課題の中から1つを選んで、3歳の子どもが集中して、楽しめる素話をします。
台本の持ち込みはできませんので、課題の絵本などを暗記するか、自分でシナリオを作ります。誰でも知っている童話が課題になることが多いため、楽器の演奏や絵が苦手な方は、実技試験で言語を選ぶのがおすすめです。
言語の対策方法
素話の上手さや演技力ではなく、子どもに伝わる楽しいお話ができることが評価ポイントとなります。3歳児でもストーリーを理解できるか、楽しめるかを意識しながら、素話の練習をしましょう。最初は絵本の読み聞かせなどから始めて、徐々に本番に近いスタイルにしていくのもおすすめです。
実技試験はしっかり対策すれば怖くない!
実技試験では表現力が問われるため、自分自身も楽しんで受験することが大切です。保育実務のスキルを磨くつもりで対策を行いましょう。
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